2015年12月23日水曜日

島根は横に長い

約1年ぶりに益田市に参上。
始発のJR特急スーパーおき1号・新山口行で向かい
私にとっての終電となるJR特急スーパーおき6号・米子行で帰る。


松江駅から益田駅までの営業キロ数は162.6km。
特急電車でも片道2時間強の旅。

この距離を東海道新幹線と比較すると、
東京駅~新富士駅 146.2km
東京駅~静岡駅   180.2km
新富士と静岡の間をとって、東京-清水市ぐらいの距離だろうか。
神奈川県と伊豆半島の付け根を悠々横断。

ちなみに横に長いイメージが強い静岡県。

新幹線が停車する駅は6駅あり、
その6駅の営業キロ数は熱海駅~浜松駅で152.5km
わかる人にはきっと伝わるであろう島根県の横幅感。

でも特急が2時間に1本しかないのが痛いところ。
仕事が終わる時間が中途半端だと、余計に痛い。

夕方の時間帯の特急は
16時08分のスーパーまつかぜ12号の次は
18時51分のスーパーおき6号。
松江、出雲方面の特急はこれが最終。

仕事が済んだ夕方17時頃の駅近くの通り。


まだ明るかった街並みも、
スーパーおき6号に乗る頃には、
味のあるネオン街と化していたとさ。

2015年12月12日土曜日

コンサルタントの喜び

「君のおかげで病院が助かったよ。」

 出入りさせてもらって半年。
 最高に嬉しい言葉をもらえました。

現場の人たちが日々頑張った結果ですが、
このように言ってもらえたことが、私自身、本当に嬉しい!
この一言で、
その結果のためのすべてが報われた気がしています。

そして今宵も特急やくもで帰雲中。

2015年11月27日金曜日

島根県信用保証協会スキルアップサポーター

島根県信用保証協会が行っているスキルアップサポート事業の
スキルアップサポーター(専門家)になりました。

スキルアップサポート事業とは…
経営、技術、人材、情報等の各種課題に対し、
専門的な知識と経験を有するスキルアップサポーター (専門家) を無料で派遣し、
目標の実現や課題解決に向けたお手伝いをする事業です。
(島根県信用保証協会HPより抜粋)

より一層精進いたします。

http://www.shimane-cgc.or.jp/index.html


2015年11月15日日曜日

二地域居住が続かない理由

私の考える二地域居住が続かない理由を挙げてみました。

私個人の見解としては、
一般的に言われる身体的理由、経済的理由に加えて、
精神的理由があると考えています。

1)身体的理由
移動は慣れてもじわじわと体を蝕みます。
特に揺れの多い交通手段は最大の敵です。
私は仕事の関係で島根、山陽・瀬戸内エリアで移動する機会が多いのですが、
特急「やくも」をいかに使わないかを真剣に考えてしまいます。
また移動にかかる時間が多くなることも問題です。
二地域居住の場合、移動時間が片道あたり数時間かかることが一般的です。
これが頻繁に続くと意外とバカにならない。
そのぶん日常の休息時間減るため、やはり疲労は溜まりやすくなります。

2)経済的理由
交通手段、二地域間の距離、家族の人数によりますが、
移動回数が増えると当然ながら大きな負担になります。
費用負担の少ない移動手段を選択するか、
仕事などと絡めて実質的な負担を減らすかなど、
日頃から考える機会が増えることになるかと思います。
(それはそれで結構楽しかったりするのですが。)
また二地域居住の内容次第では、
現在の仕事の収入にも影響が出るかもしれません。
機会損失の程度も考える必要があります。



3)精神的理由
あまり取り上げられることがありませんが、
いざ始めてみると意外に大きな要因になります。
1つは新たな地域の住民、職場の方々との人間関係であり、
もう1つは自身の身近な方々からのプレッシャーです。
前者は田舎暮らしを希望する場合によく言われる話。
Uターンの方は問題なくても、Iターンの方は要注意。
壊滅的なダメージを受けることもあるので慎重な対応が必要です。
私も「地域の洗礼」を受けた一人ですが、
それが結果としては良い勉強になりました。
ただ個人的には、
後者が意外にパンチ力のあるストレスを与えてきます。
これまで家族、親戚、友人との人間関係を大切にしていた人ほど、
ダメージを受けるのではないでしょうか。
圧力を軽減する努力か、それともひたすら耐えるのか、
個人のストレス回避の手法が求められるところになります。


 
写真のような環境。
ストレス回避のために自然を求めて二地域居住したものの、
そんな自然豊かな地域が逆にストレスの要因にならないことを祈ります。

2015年11月14日土曜日

幸雲南塾2015 最終発表会

先週末に幸雲南塾の最終発表会が開催されました。

幸雲南塾は社会起業家や地域貢献を志す若い人材の発掘と育成を目的に
半年間の塾形式で開催されています。


幸雲南塾5期生として参加していた訪問看護ステーションコミケアが
最優秀賞と共感賞を受賞しました。2冠達成です。

最優秀賞はその名の通り、
最も優秀と審査員の皆様に評価いただいた賞。
共感賞は会場にいる聴衆の皆様の投票で、
もっとも共感できたプレゼンが受賞する賞です。


コミケア以外のプレゼンターも
地域課題の解決に向けた第一歩となる興味深い内容でした。
プレゼン自体は10分弱になりますが、
この半年間の個人、個人のドラマは、けっこう熱いものがあります。

最近は流行語のように、
「地方創生」という単語があらゆるところで踊っていますが、
塾生のような地域に根を張って頑張ろうとする方々が、
この地方創生ブームが終わった後にも、
折れずに、負けずに走り続けることができたときに
地方の未来、地方創生があるのかなと。

塾生の取り組み報告、提案はもちろん重要ですが、
それ以上に半年間のドラマを通じた塾生の成長にこそ、
本当の価値があるものと考えています。


最終発表会の直前1週間は幸雲南塾生と姿を見ていて、
私自身もだいぶ考えさせられました。

2015年11月10日火曜日

男の健康道場

島根県雲南市の久野地区で行われている
「男の健康道場」に参加させていただきました。


男の健康道場は同地区の男性たちの健康意識を高めることを目的に、
地域住民の方々が雲南市立病院と連携して自発的に始めた企画。

もともと高齢者サロンで
雲南市立病院の出前講座として開催していましたが、
男性の出席率が低いことが課題でした。

「どうしたら男性が参加してくれるのか?」
「飲み会がセットであれば参加するのでは!?」
ということで、男の健康道場は今年3月に初めて開催されました。

まさに地域全体規模の勉強会&飲み会。
今回も男性を中心に60名以上の方が参加していました。
同地区の世帯数を考えると、なんと3世帯に1世帯が参加。

そして勉強会のテーマは、減塩と前立腺肥大症。
こうした男性を対象にした会では男性特有の疾患がぴったりです。
市立病院の管理栄養士さんが減塩の目的、方法を丁寧に説明し、
院長の大谷先生が前立腺について熱く解説してくれました。


もちろんその後の飲み会は盛り上がりました。


が、
車移動の私は前回と同じく
ノンアルコールで過ごさねばならず…。
それだけが本当に辛かった。。。

男の健康道場については、
『クリニックばんぶう2015年7月号』に寄稿しています。

2015年11月4日水曜日

羽田-出雲の始発便の改定

先週(10/25)から羽田-出雲の始発便の出発時刻が
7時25分から7時10分にマイナーチェンジされてしまいました。

朝の15分の時間前倒しは痛い。


始発便を繁用しているため、
慣れというか、行動パターンが習慣化しているので、
この15分の個人的なダメージは大きい。
また一段と早起きになってしまいます。

出雲はもうすぐ神在祭。
昨年のこの時期は始発便も満席のことがよくあった気がしますが、
今日の様子では意外に空席がありました。

各地を転々としながら2週間ぶりの帰雲。
やっと帰ることができました。

2015年10月31日土曜日

JALの機材故障に泣く

高松空港0950発羽田行きのJALに乗るが
搭乗完了後に機材故障で
出発の大幅遅延(その後欠航)が決定。
全員、機外に出される。

急いで出発カウンターに行き、
次便の1130発のJALにキャンセル待ちを入れたものの、
30分近くカウンター前で立たされた挙句、
キャンセル待ち順位が私の1つ前の人で終了。



1分でも早く羽田に着きたいと、
1310発のANAに振り替えるが、
今度はANAが到着便遅れで、
出発時間になっても搭乗が始まらない。

13時から都内で予定があったのに、
あぁ、それなのに、それなのに…。
きっと今日はそういう日なのでしょう。
8時前に高松駅近くのホテルを出たことを考えると、
空路よりも、陸路で移動した方が早く到着できたことに。

過去にも機材トラブルの欠航を経験したことはありますが、
他社便に振り替えたのは初めて。
JALに運賃を支払い、ANA便に乗る。
この場合のマイルの加算はどうなるのでしょうか。

2015年10月26日月曜日

アンパンマン列車

特急南風の一般車両がまさかの満席。
割増料金を払ってアンパンマン列車で移動になりました。



スーツを着たおっさんがアンパンマンのキャラクターに囲まれて
車内を埋め尽くす光景はまさにシュール。
子供は一人も乗っていません。
慢性疾患の患者が小児科外来を受診しているみたい。.

平日の朝にアンパンマン列車はダメでしょ。

そんな私はバタコさんと向かい合い、
クリームパンダさんの視線を感じながら、
PCのキーボードを叩いています。
 
 
 
まったくもって落ち着きません。
 
 

2015年10月11日日曜日

2015酒まつり

数年越しの想いを叶え、
東広島市西条の「酒まつり」を見ることができました。
http://sakematsuri.com/


企画力、集客力、巻き込み力など、
観ているだけで西条の力強さが伝わってきます。
街全体が盛り上がっています。
当日までの準備も相当大変だったものと思います。


酒ひろばでは全国の日本酒を飲み放題。
もちろん島根の日本酒も頂戴してきました。


西条駅前からメイン会場まで
すれ違う人たちがみんな酔っ払っている状態。
そんな私も酔っ払い。
昼からここまで大量の酔っ払いが溢れる場所は、
少なくとも国内トップレベルでしょう。

それにしても西条名物「美酒鍋」はやっぱり上手い。
広島産の焼き牡蠣と一緒に西条の酒がすすみます。



そして酒蔵の煙突を眺めながらの一杯。
最高に楽しませてもらいました。


2015年9月9日水曜日

地域から必要とされる薬局 -徳島県美馬市-

徳島県美馬市木屋平にある
こやだいら薬局を見学させてもらいました。


木屋平は美馬市の市街から、
山道を車で1時間近く走らせた先にある集落。
かつては林業で栄えた街で、
最盛期は6,000人が住んでいたそうですが、
いまは人口721人、404世帯、高齢化率57.1%。
一般的に言われる限界集落です。




こやだいら薬局の話は以前に聞いたことがあり、
7月のうんなん医療見学ツアーに、
同薬局に勤務する先生がご参加いただいたことをきっかけに
薬局と薬剤師の先生方の取り組みを知りたく、
(無理に?)お願いして今回見学させてもらいました。

個人の感想として、こやだいら薬局の特徴は
薬剤師が調剤室の中にこもるのではなく、
地域に積極的入っていく姿勢にあるように思いました。

調剤報酬がつくから患者宅に訪問するのではなく、
その方の薬剤管理に必要だから、
調剤報酬に関係なく訪問して様子を伺うという点は印象的でした。
もちろんそれは患者さん、地域との信頼関係があって成り立つものです。

本来の「かかりつけ薬局」とは、
そういうものだと改めて知らされた気がします。
そして理屈だけでなく、実際に取り組んでいることが素晴らしいです。

その他、患者さんの様子を毎日見るために
診療所スタッフ、行政の保健師さん、
駐在所のお巡りさん、ヘルパーさんなどが、
それぞれの訪問スケジュールを共有している点、
ご近所さんも巻き込んで独居高齢者の薬剤管理をしている点、
車で30分以上かかるような離れた離れた集落への配達など、
勉強になること、刺激を受けることが多々ありました。

以前に訪問させていただいた長野県上田市もそうでしたが、
調剤報酬があるから行うのではなく、
地域にとって、患者さんにとって必要だから行うという姿勢が、
まちの薬局としての存在意義を示していたように思います。



2015年9月7日月曜日

二地域居住の目的をどこに置くか

二地域居住を継続させるためには、
二地域に住む目的、理由が必要になります。
(あくまで個人の見解です)

しかもその目的、理由は本人、家族にとって
絶対的なもの、簡単には変更できないものが必要と考えます。
裏を返せば絶対的な目的、理由がない限り、
二地域居住を継続させることは難しいのではないでしょうか。

二地域居住は、絶対にやらなければならないものではなく、
それゆえ二地域居住をしたい意向があっても、
実行しない、できない理由がそれ以上にいくらでも挙がってきます。
生活費、交通費、家族、仕事、収入、利便性などなど、
希望する方々から、実行に移せない理由だけは何度も聞きました。
私も皆様が懸念する通りだと思います。

だからこそ、
やらなければならない絶対の理由が求められます。

いま地方創生という御旗の下、
都市部から地方に人が流れ始めているように思います。
仕事や業務命令で行くという絶対的な理由があれば、
二地域でも、三地域でも人は行くと思いますが、
金の切れ目が縁の切れ目にならないことを切に願います。


先週は雲南市を中心に仕事をしていました。
いつ来ても美しいなと思う山王寺の棚田。
山王寺も稲刈りが始まったようです。

2015年9月4日金曜日

「O-saifu」建築資材を使った機能的なお財布

友人が建築資材を使って、機能的なお財布を開発しました。

https://www.makuake.com/project/o-saifu/
 
https://www.makuake.com/project/o-saifu/

個人的には
「薄い、軽い、丈夫、リーズナブル」という条件が揃っているので、
出張先で飲み歩くときに便利かなと思っています。

ちなみに開発者の貝塚さんの話では、
DIYキットやこども向けワークショップを通じて、
「つくる」を軸とした考える力の育成を伝えたいとのこと。

飲み歩きに便利!
などという私の不毛な考えとは異なり、
作り手の想いは熱く、真摯です。

クラウドファンディングで資金調達をしているので、
興味のある方はぜひご支援いただけると嬉しいです。
私も微力ながら支援しています。
https://www.makuake.com/project/o-saifu/
  

2015年9月3日木曜日

うんなん医療見学ツアーの様子-市報うんなん9月号-

7/11-12に開催した
第4回うんなん医療見学ツアーの様子を、
市報うんなん9月号の病院だよりに掲載していただきました。

 

市報うんなん9月号は下記からダウンロード可能です。
http://www.city.unnan.shimane.jp/www/contents/1441153196085/index.html

 

2015年8月23日日曜日

南越谷阿波踊り

南越谷阿波踊りをヘルスケアリーダーシップ研究会のメンバーと見物。


踊っている人達だけでなく、
見物している人達まで興奮状態になっている姿はまさに祭り。


 

このようなイベントは地域にとって
本当に大切だなと実感した次第です。
地元企業としての取り組みも含め、勉強になりました。



 
ポラスグループの皆様、
色々とお気遣いいただき、ありがとうございました!

2015年8月3日月曜日

中讃エリアの魅力

中讃エリアの魅力的なところを見つけようと、
週末に坂出市、丸亀市を中心に歩き回ってきました。
中讃エリアとは香川県の中部地域で、
丸亀市・坂出市・善通寺市・仲多度郡・綾歌郡を指します。

今回は原則、自分の足と公共交通機関で移動しましたが、

丸亀城から見る景色


坂出の太鼓台競演


土曜デーの雰囲気と長くて広い駅近くの商店街



丸亀競技場と四国Cスタ


飯野山の存在感

骨付鳥とビールの組み合わせ

中讃地域を良くしようとする熱い人達
昭和がそのまま残るビジネス旅館
通りがかりのお寺で見つけた不思議

など、1〜2日程度の散歩でも魅力的ななもの、
資源を沢山見つけることが出来ました。
きっとまだまだ沢山あるはず。中讃エリアがより一層面白く見えてきました。

ある程度の時間をかけて自分のペース、感覚で、
フィールドワーク的に街を観るのは、実は結構ひさしぶり。

街、地域を理解するのに、
まずは歩くことが大切だなと改めて思った次第です。

さらに昨晩は昨年まで山陰でお世話になっていた方と
嬉しい再会も出来ました。充実の週末です。

2015年8月1日土曜日

日本三大揺れる特急「やくも」

1か月以上ぶりに岡山行きの特急やくもに乗車。

私の中の日本三大揺れる特急。
毎度のことながら、
乗る前に気持ちの整理が求められます。
 

最近は出雲空港から飛行機で旅立ち、
陸路で帰雲することの方lが多かったので、
上りのやくもは本当にひさしぶりな気分。

そして島根に移住して3年目。
水郷祭とは今年もご縁がありませんでした。

これから中国地方、瀬戸内海を縦断して四国入りします。
 

2015年7月21日火曜日

島根鳥取コンビニ問題

島根、鳥取に関する件、
今回はコンビニエンスストアの店舗数から考える
島根鳥取問題を検証していきます。

店舗数に関するデータは、
SMBCファイナンスサービス株式会社の
調査結果を利用させていただいております。
http://kb.smbc-fs.co.jp/service/pdf/conveni_pacglist.pdf

まずは島根、鳥取両県の実店舗数を見てみましょう。



2015年3月時点の店舗数は、
島根県が268店舗、鳥取県が226店舗。
実店舗の数では、島根県の方が多くなります。

次に店舗数おw会社ごとに見ていくと、
大手コンビニエンスストアのローソン、ファミリーマートについては、
島根、鳥取の両県でそれほどの差はありません。
しかし、
ここで特筆すべきはセブンイレブンの存在でしょう。
鳥取県のゼロに対して、
島根県には2015年3月時点で12店舗が営業しています。

私が島根にIターンした頃は
西部エリアに1店舗だけあると聞いていましたので、
この1~2年に大きな変化があったものと思われます。
ちなみにこの12店舗はいずれも、
浜田市、江津市といった島根県西部エリアです。
それゆえ鳥取県および島根県東部には
セブンイレブンが未進出という理解が的確になります。

たまたまネット上で見つけた
「都道府県格付研究所」というサイトによると
http://grading.jpn.org/DivSRH610504.html
2007年時点のコンビニエンスストア店舗数は
島根県が178事業所、鳥取県が164事業所となっています。

前述の通り、2015年3月時点の店舗数は
島根県が268事業所、鳥取県が226事業所ですので、
山陰地方のコンビニエンスストアは、
この7~8年で1.4~1.5倍に増加したことがわかります。

余談ですが、
セブンイレブンの進出していない県は青森県、鳥取県、沖縄県の3県。
セブンイレブン問題も、スタバ問題と同様に注目されます。

次に人口10万人あたりの店舗数のデータを作成しました。


ここでは比較対象に全国データも加えています。
まず全体を見た人口あたり店舗数では、
島根県3.87店舗、鳥取県3.96店舗で鳥取県が優性になります。

さらにグラフを見ると、
最初に目につくのが、ローソンではないでしょうか。
島根、鳥取ともに人口あたりのローソンの店舗数が、
全国と比較して多いことがわかります。
特に鳥取県に至っては、全国平均の倍の店舗数となっています。
山陰がいかにローソンリッチなエリアかがよくわかります。

またポプラ、その他の人口あたり店舗数は、
島根鳥取の地域特性を表したデータとなっています。
中国地方に多くの店舗を持つポプラは、
島根鳥取の両県ではファミリーマートに匹敵する店舗数があるものの、
全国的には少なく、ご当地コンビニであることがわかります。
一方で、全国と比較して顕著に少ないその他には
山陰地方に未進出のサークルK、サンクス、ミニストップなどが含まれており、
地域のコンビニ事情をうかがえる結果となっています。

島根鳥取問題として考えた場合、
人口あたりの店舗数という物理的優位に立つ鳥取県と
セブンイレブンの存在により精神的優位に立つ島根県という構図が見えてきます。

このパワーバランスが崩れる日が、いつ、どのように来るのか。
島根鳥取コンビニ問題、目が離せません。

2015年7月14日火曜日

島であり、鳥であるもの

昨日、日本エアコミューターの機内でもらったリーフレット。


JAC就航地クイズの4問目。
鹿児島県の県島で、JACのキャラクターの鳥は何か?

県の「しま」であり、キャラクターの「とり」。。。

そんな冬虫夏草のような生物がいるのだろうか?

誤字なのかなと思いつつも、色々と妄想してしまいました。

答えをみると、やっぱり誤字らしい
 JACの職員さんは気づいているのかな!?

こういう意味深な誤字はけっこう楽しい。

ちなみに答えは「ルリカケス」。


「島であり、鳥であるもの」と書いて思いつきましたが、
「島(根)であり、鳥(取)であるもの」が隠れたメッセージだったり。
その場合、答えは山陰地方か!?
 

2015年7月10日金曜日

クリニックばんぶう 2015年7月号

クリニックばんぶう2015年7月号(日本医療企画)に
私の拙稿が掲載されています。

タイトルは
「NPO・行政・地域住民・医療機関一体となった過疎地域の創生」


島根県雲南市の地域自主組織による
医療、福祉関係の取り組み事例を紹介しています。

前編、後編となっており、8月号に後編が掲載される予定です。

後編では、
うんなん医療見学ツアー、訪問看護ステーションコミケアの取り組みについて
書かせてもらっています。

2015年7月7日火曜日

サワガニと島根

雨上がりの朝、自宅を出て3歩目で発見。



危うく踏み潰すところでした…。我が家の前は河辺ではないぞ!
近くに水路と田んぼは沢山ありますが。

せっかくなのでスマホのカメラを向けると、
興奮気味に両手でピースサイン。
撮影への協力をありがとうございます。

朝から道端のサワガニと戯れるようなことは、
都心ではまずあり得ない出来事。
23区内でサワガニを飲食店か魚屋以外で見つけることは、きっと至難の業でしょう。

子供の頃、何度も飼っては全滅させていたサワガニ。
こうして出会うと、とても癒されます。やはり自然環境下が一番ですね。

そういえば、
1~2年前に出雲市内の道端でもサワガニを見つけました。時間帯は深夜。
近くには排水溝ぐらいしかなく、
一体どこから出てきたのか、かなり不思議でしたが。
古いフォルダにそのときの写真があったので、
せっかくなのでアップします(ピンボケでごめんなさい)。


よく見ると殻の色がだいぶ違いますね。
色の違いに疑問をもったので軽く検索してみました。

Wikipedia先生によると、
孵化時の体色は全て淡黄褐色で成長に伴い体色が変化していく。
また、体色変異は照度、餌、底質の色などの生息環境の要因左右されるとされているが
十分に解明されていない。
1989年に鹿児島県で調査を行った鈴木廣志、津田英治らの報告によれば、
14mmまでの個体はほぼ茶色型で、
二次性徴が発現する時期の甲幅が14mm以上になると
青色型もしくは赤色型の体色を呈するようになることが明らかにされた。

とのこと。全く知りませんでした。勉強になります。

そんなわけで、
島根に住み始めてからアスファルトの上でも、
サワガニと出会う機会が増えたことを報告いたします。

鈴木 廣志、津田 英治:鹿児島県におけるサワガニの体色変異とその分布
     日本ベントス学会誌 Vol.1991 (1991) No.41 P37-46,  
     JOI:JST.Journalarchive/benthos1990/1991.41_37