2015年6月29日月曜日

二地域居住の意外な苦労「衣類問題」 

二地域居住をやってみると、
意外に大変なのは「衣類」の問題です。

個人の感覚的な話になりますが、
通常の生活を営むのに必要な1.5倍の量(枚数?)が必要になるように思います。

例えばスーツで上京して、私服で帰る場合、
スーツ用の靴、ベルトなどは別に持って帰らなければなりません。
当然ながら毎回、毎回の荷物が多くなります。

さらに出張の都合などで、別の土地を経由して移動するときは大変です。
出張自体が1泊2日であったとしても、
それ以上を衣類、靴等をキャリーケースに詰め込んでいることがほとんど。
必要以上に身重な出張になってしまいます。

それぞれの家に置いておけばよいと思うかもしれませんが、
仕事とプライベート、滞在日数、移動スケジュール等々、
それらが絡んでくると、その手法が使えないことに気づきます。

定数管理の導入も検討しましたが、
結局は在庫量を増加させることにしかなりませんでした。

そして気づけば一方の家に衣類等が偏り、
必要な時に、必要な物がない状態に陥っていく。
実際、気づけば下着が一方の家に偏ってしまい、
数日間の出張に必要なYシャツ、下着の枚数が足りず、
出張先で購入したこともしばしば。
そしてまた増えていく、哀しいスパイラルに。

最近は緊急購入で在庫量が 増えてしまったので、
不足すること自体がなくなりつつあります。
客観的に見れば完全に在庫過多の状態。
経営目線では由々しき問題です。

とはいえ、
同じ二地域居住でも、
週末のみのプライベートを楽しむための
短期滞在を繰り返すようなスタイルでは、
こうした衣類の問題は発生しないのかなと思います。
しかし、
仕事や別の地域への移動が絡んでくる場合、
衣類の問題は決して侮れないと思います。
私自身、二地域居住にトライして初めて気づきました。
二地域居住のコストはこうして膨れ上がっていきます。

 
写真は移動中に飛行機から撮った知多半島。
半島の下の佐久島、日間賀島が良く見えます。
東京から高知龍馬空港を経由して、陸路で島根に帰ります。
こんなときがもう大変。

2015年6月23日火曜日

人口変動率の推移-島根県と比較する-

急に思うところあって、
総務省統計局『国勢調査報告』を資料を基に
1950年以降の人口変動率の推移のグラフを作ってみました。

せっかくなので比較対象として、
島根・鳥取問題でお馴染み 鳥取県
中国地方の雄のような存在 広島県
そして東京、全国を合わせたグラフです。


こうして見える化して眺めてみると、
ちょっとした気づきがあります。

例えば、高度経済成長の頃。
東京都が5年間にプラス10~30%ペースで人口を増やしている間に
島根県は。早くも大幅な人口減少を経験していました。
隣接する鳥取県も2~3%の減少がありましたが、それを遥かに上回る水準です。
島根、鳥取の人口減少は集団就職が理由なのでしょうか。
ここは今後の自由研究の課題ですね。

またこの10~20年間の変動を見ると、
島根県、鳥取県、広島県が人口を減らしていくなかで、
東京都は5年ごとに人口が2~5%増加をしていることがわかります。
首都の吸引力の凄さを改めて思い知らされます。
最近、地方創生で叫ばれている「地方に人を流すこと」の難しさは、
このグラフだけでも感じられます。

そして何より鳥取県との差が気になるところ。

島根県と鳥取県のトレンドは比較的似ていますが、
増加するときは鳥取県の増加率が高く、
減少するときは島根県の減少率が高くなる傾向。
1950年に31万人の差があった島根と鳥取の人口差は、
2010年時点で13万人弱まで縮まっています。
このペースが続くと島根県の人口は、いつか鳥取県に抜かれます。
鳥取県の人口は全国最少です。
島根県の人口が練馬区に抜かれたことは静かに笑い話になっていますが、
鳥取県に抜かれたときの島根県民の心中は一体どうなるのでしょうか。

一方で広島県の人口変動率のトレンドは全国と似ています。
分析資料を作成すると、
広島県は全国平均に近い結果になることが多いですが、
平均的になる傾向はこんなところにも表れていました。

以上、気まぐれな人口変動の検証でした。
1人で勝手に楽しんでいます。

2015年6月14日日曜日

体調管理に気をつけます

今週は珍しくウィークデーに体調を崩してしまいました。
というか、倒れました。

そのためキャンセルさせてもらった打ち合わせもあり、
本当に恥ずかしい限りです。

昨日の土曜日は、
午前に出張先から帰宅後、結局夕方まで寝続けてしまいました。
夕方になって回復したので、
締切間際の仕事を放置するわけにもいかず、
そのまま明け方4時半まで通しで仕事。
(このスタイルがいけないのはわかっているのですが…笑)

締切の迫る仕事が少なくないため、
体調を崩す→ペースが落ちる→スケジュールが厳しくなる
→無理をする→さらに体調を崩す→…
といった完全な負のスパイラル。

フリーランスとっては自分の体こそが資本。

今回の一件を通じて、
体の管理がいかに大切か、これまで以上に知ることになりました。
今日は仕事の遅れを取り戻すべく、
島根の事務所で淡々と仕事をしています。
写真は事務所近くの遊歩道。


2015年6月9日火曜日

【Yahoo!ニュースより】サラリーマンの地方移住について

地方創生の具体策:都会のサラリーマンは果たして地方移住を希望するのか?
http://bylines.news.yahoo.co.jp/hiroyukiozaki/20150607-00046383/

昨日のヤフーニュースに地方移住に関するトピックスがありました。

内容は、
政府の描く大都市圏の人材が多数地方に移住して地方創生に貢献するパターンは
1)若者が農業に従事する
2)若者がテレワークでIT産業を興す
3)大企業のベテラン管理職が専門スキルや経験を生かして地方企業の底上げに貢献する
あり、今回の記事では特に3)の意義と課題について書かれています。
思わず頷いてしまうポイントも少なくない記事です。

地方移住の話になるといつも思うのですが、
提案する張本人が地方移住しないのに、
他人にだけ移住を勧めても説得力は弱いように思います。

理屈そのものを頭で理解できても、心は簡単には動かないのかなと。



 

2015年6月7日日曜日

二地域居住?それとも三地域居住?

二地域居住をするうえで、
1つのチャレンジにしていることは、
2つ地域でそれぞれの仕事をするということ。

けっして島根でのんびりしたいわけではなく、
むしろより濃密に働くために二地域居住を選択しました。



ちなみに
ウィキペディア先生(2015年6月6日現在)によると

「二地域居住(にちいききょじゅう)とは、
団塊の世代のリタイアで、都市住民に広がることが予想されている生活様式。
都会に暮らす人が、週末や一年のうちの一定期間を農山漁村で暮らすもの。
田舎で暮らす期間としては、年間「1~3か月連続」あるいは「毎月3日以上で通算一ヶ月以上」などがある。
2005年に国土交通省の研究会が提唱し、同省では国土計画の中に取り上げていきたい考えを示している。
観光客などが一時的に滞在する観光等の「交流人口」と「定住人口」の中間的な考え方と位置づけられる。」

ということらしい。

私の場合、
定期的に出張して「毎月3日以上で通算一ヶ月以上」の地域があります。
この定義に当てはめると、
二地域居住ではなく、
実は三地域居住に当てはまるのかもしれません。

とはいえ、上述の定義では
「団塊の世代のリタイアで…」と
退職後の方々を主な対象に想定しています。

その時点では、
これまでの考え方とは異なる新しい挑戦になるのかなと思っています。