そんな3年前の島根に引っ越す直前のこと。
数年ぶりに会った大学の後輩に島根に移住することを伝えたら、
「流石さん、左遷されたんですか!?」
と笑いながら、
でも素直な気持ちで言われたことを今で鮮明に覚えている。
「島根なんて、希望すれば誰でも異動させてもらえそう。」
と言ってきたさらに失礼な輩もいた。
後鳥羽上皇が隠岐に島流しにされた頃からだろうか。
島根は相変わらず「島流し」のイメージがあるらしい。
会社の異動ではなく、
自分の意志で移住すると言ったら、かなり驚いていた。
そもそも私はサラリーマンではないので。
先月、たまたま時間が空いたので、
「しまね地域仕掛け人ナイトin東京」というイベントに参加してみた。
http://www.kurashimanet.jp/event/shimanechiikishikake.html
主に島根県内の各市町村が「地域おこし協力隊」等として、
島根の働きたい人を集めるための企画らしい。
会場には島根に興味がある人が相当な数が集まっており(100人以上いたのかな?)、
軽い気持ちで遊びに行った私にはちょっと驚きだった。
私が島流し扱いされた3年前とは隔世の感。
一時的な移住を希望して移住するケース、
永住を前提とした移住するケース、
それぞれあると思うが、
先達として一言お伝えしておきたいことは、
地域づくり、まちづくりに関わる仕事をしたいのであれば、
自身のエグジットプランというか、
出口戦略を明確にしてから移住した方が良いですよということ。
5年後に後悔のない意思決定を。