2014年1月22日水曜日

日経新聞社説「大型商業施設を地域づくりに生かそう」

2014年1月19日の日本経済新聞の社説に
大型ショッピングセンターの新規開業の加速と
地方百貨店、旧来型商店の衰退、
そして大型ショッピングセンターへの期待について述べられていました。

以下、私の所感です。

大型ショッピングセンターの集客力はよくわかります。
地域住民に向けたサービスや快適な買い物環境を提供しており、
純粋に買い物をするという意味では煩わしさもなく、
消費者感覚として「ドライ」で「楽」です。

一方で、商店街の最大の強みは、
何と言っても「人情」「人間味」だと思っています。
ドライな大型ショッピングセンターに対して、ウェットな商店街です。

これまでいろんな商店街を巡り歩いてきましたが、
魅力的に感じた商店街には、必ずと言っていいほど
マニュアルや会社を代弁する言葉ではなく、
人間同士のコミュニケーションがありました。

「旧来の商店街からSCへの主役交代は、成長著しいアジアを含む世界的な流れだ。」
との記載もあります。
これは紛れもない事実だと思います。
しかし、
成長著しいアジアとは異なり、経済成長が停滞し、かつ高齢化が進む環境では、
再度、主役交代の機会が訪れる可能性があると思っています。