2014年12月6日土曜日

古民家の壁裏に歴史あり

「場づくりの学校〜島根県雲南市移住計画〜」の
うんなん式空き家再生ワークショップに参加してきました。

場所は雲南市木次町の古民家。
かつては商店街の電気屋さんだった建物です。

このワークショップで面白いものを発見しました。
空き家再生の作業のために壁紙を剥いでみたところ、
壁紙の裏からなんと昭和6年11月28日の大阪毎日新聞。
80年以上前のレアモノです。
私自身、戦前の新聞の現物を初めて触りました。

そして当時の一面トップは満州事変。
Wikipedia先生によると、
満州事変の期間は1931年9月18日~1932年2月18日。
この新聞が発行された時はその真っ只中。
建物が作られたのも、きっとその頃なのでしょう。




その他、時代背景を感じさせる内容の記事が多々ありました。
下の画像の記事は、「女給税」への議論。
今なら性差別問題で確実に炎上してしまうであろう内容です。

記事を読むと百貨店で働く美しい女性は、
高い給料でカフェの店員(いまで言うバー、クラブのホステス)として引き抜かれるとか。
「カフェ」の意味も、今と昔でだいぶ違うようです。
調べてみると、当時は特殊喫茶として風俗営業に該当するとのこと。
勉強になります。



商店街の古民家、隠された部分も侮れません。