2015年2月17日火曜日

ファンドレイジングとソーシャルインパクト債

先週末は
「ファンドレイジング日本2015」に参加。

NPOなどの非営利活動組織の
資金調達について勉強してきました。
最新の情報を健気にインプット。


そのなかで個人的には
社会インパクト債(SIB)に興味津々でした。

『ソーシャル・インパクト・ボンド組成のためのテクニカル・ガイド(日本語版)』によると、
SIBの主な目的は

・公的セクターの資金を、より直接的な社会的成果に、結びつける
・予防的、初期段階での介入プログラムに対する資金源を増やす
・多様な事業実施者の連携を可能にする
・客観的な成果測定による事業成果の管理を促すことで、事業成果の達成のための効果的な施策を検討/検証する際の根拠となるエビデンスを蓄積する

とのこと。


中山間地域の課題解決には、
もともと行政コストが金額数字であるため、
効果測定の社会的リターンが比較的見えやすく、
SIBとマッチングしやすいのではないかと勝手に思っています。

国内での普及は早くて数年先。
それまでに法的な問題だけでなく、
ステークホルダーの理解度も含め、ハードルがいくつもありそうです。

とはいえ近い将来、
非営利活動団体が資金調達をする際に、
SIBが選択肢のひとつになる日が来ることでしょう。