2014年3月28日金曜日

商店街はなぜ滅びるのか



この書籍には強い影響を受けました。

著者は日本の商店街衰退の背景を
歴史的、政治的、社会的な視点から述べています。

商店経営者が経営上の問題点を語るときに
売上、客数が落ち込んでいることを挙げる方は多いですが、
その原因の本質が何であるかを理解できている方は少ないように思います。

いくら「頑張ろう!」と叫んだところで、
問題の背後にある本質的な部分を見ていないと、
ありがちなイベント等による
小手先の戦術は焼け石に水でしかありません。

現在の状態がどのような原因で起きているのか、
まずはそこに気がつくことが大切です。
それらの原因を踏まえたうえで、
どのような戦略、戦術をとっていくべきか、
各店舗の、さらには商店街の将来を考えてみてもよいのではないでしょうか。

商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書)